Wagners Nieberungenring fuer Kinder@Wiener Staatsoper

ヴァーグナー《指輪》を、子供むけに1時間で上演するという荒業。開始15分でブリュンヒルデが眠りについてしまう。モンティ・パイソンプルースト要約選手権も真っ青だ。剣のエピソードはやはり人気で、ローグ登場シーンで泣き出す子もいるなど、子供たちはみなかなり真剣だった。ヴォータンは神ではなく王様。ジークムントや《黄昏》などの面倒な話はカット、ラインの乙女の歌は冒頭ではなくジークフリートの登場後に来る。最後に指輪を川に返すくだりなどは子供心には納得しがたいのだろうか。それでも、鳥をナレーター役に据えて最後まで引きつけていた。
Volksoperでも《80分のタンホイザー》という上演をやっているようだ。教育上良いのかは疑問だが気になる。

http://www.youtube.com/watch?v=uwAOc4g3K-g

午前中に行ったマルセル・ブロイヤー展もとても良かった。家具だけではなく、亡命後の建築の模型と写真も展示されていた。
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