2011-01-01から1年間の記事一覧
5月20日、佐渡裕がベルリン・フィルにデビューした。武満徹の《フロム・ミー・フロウズ・ワット・ユー・コール・タイム》とショスタコーヴィチの交響曲第5番。フルート・ソロのパユが両曲で朗々としたソロを聴かせ、コンサートマスターの樫本大進もショスタ…
ラトル-ベルリン・フィルのマーラーチクルス、第5番はパーセルの《女王マリーのための葬送音楽》とのカップリング。《復活》はシェーンベルクの《ワルシャワの生き残り》、第3番はブラームスとヴォルフの歌曲、第4番はストラビンスキーの《アゴン》(第1番は…
再びMusik-Film‐Marathonへ。今日は、フランク・ザッパのドキュメンタリーPhase II(2002)とヴァレーズのドキュメンタリー(2009)。一本目は、ザッパのLPコレクションやTV出演映像などをふんだんに使い彼の一生をたどったもの。ブーレーズもインタヴューに…
2回目。
岸辺で船を待つトリスタン。これも海岸の物語。この新演出では、舞台のほぼ半分という天井の低い室内へと移しかえられている。ときどき、裸の亡霊が侵入して来たりするが。棺の中にはだれが?あの世とこの世を隔てるのはガラス一枚か…。
シャルロッテンブルクの映画館「Kurbel」でMusik-Film-Marathonというフェスティヴァルが行われている。HP情報ではベルリンのトーキー映画館第1号らしい。(http://www.digitalinberlin.de/musik-film-marathon-in-berlin-2011/)ストローブ=ユイレのシェー…
昼間はシェーンベルク・センターのシンポジウム《Richard Strauss Arnold Schoenberg》に参加。同名の特別展示に合わせた企画で、ほぼ同時期に作曲されたシュトラウスの《エレクトラ》(1908)とシェーンベルクの《期待》(1909)の比較が各発表の中心。昨日…
再びアーノンクール。
Renaud Doucet演出、Andre Barbé。昆虫の世界のトゥーランドットで死刑執行人はカブトムシ。確かに夜行性のオペラだが。 http://www.youtube.com/watch?v=Q0Nsh3qHv_YKomische Oper Berlinのホモッキといい、メルヘンタッチははやりなのだろうか。
休日だったので、楽友協会で昼、夜二つのオケ演奏会を聴きにいく。夕方はウィーンの北外れへマーラーの墓参り。 今日の二つの演奏会冒頭に日本への追悼演奏と黙祷があった。夜の演奏会のソリストが、内田光子だったことへの配慮だけではないだろう。オケの団…
ヴァーグナー《指輪》を、子供むけに1時間で上演するという荒業。開始15分でブリュンヒルデが眠りについてしまう。モンティ・パイソンのプルースト要約選手権も真っ青だ。剣のエピソードはやはり人気で、ローグ登場シーンで泣き出す子もいるなど、子供たちは…
ウィーンでも、レストランや展覧会場で数度、日本は大丈夫かと聞かれる。新聞を広げると日本在住のオーストリア人レポなども多く載っている。 午前中はウィーン中心から南に30分ほどの中央墓地で墓参り。ベートーヴェン、ブラームス、シュトラウス一家、グル…
Weill(1900-1950)l: Kleine Dreigroschenmusik Hindemith(1895-1963): Mathis der Maler Korngold (1897-1957): Violin Konzert念願のクルト・ヴァイル・フェスト。リハも見学。ヒンデミットのフーガはやっぱり難しいようだ。《三文オペラ》の編曲は、小さい…
前半はクラリネット奏者でもある作曲家Widmannの3作。タッピングで開始する第1曲では観客に戸惑いも見られたが、2曲目のソロでジャズ風のメロディがあるかと思えば、3曲目はメシアンや武満も思い起こさせるような静かで色彩豊かなオーケストラ協奏曲で語法も…
ピナ・バウシュ(1940-2009)へ捧げられたフィルム。春の祭典に始まり、カフェミュラーなどの舞台上演、Wuppertal舞踊団の団員にようピナに関する回想インタヴュー(なぜか同時録音映像ではなくヴォイス・オーヴァー)、森や浜辺、Wuppertalの街中でのダンス…
http://www.deutscheoperberlin.de/?page=spielplandetail&id_event_date=6940002
再びギリシャもの。Traetta(1727-1779)。4人の子供が謎。
メディアアート芸術祭"transmediale"の催しの一つ。ヒッチコックからタイタニックに至る様々な映像と音響をコラージュする手法、というとゴダールの『映画史』の平凡な模倣に聞こえてしまうが、まなざしのやりとりや殴り合いのカットバックを切り貼りする重…
再びギリシャもの。Traetta(1727-1779)はHaydn(1732-1809)と同時代のイタリア人作曲家。スタイルはヘンデルあたりの影響が強いか。各幕が合唱で始まる構成。序曲からたびたび登場する4人の子供が謎。演奏はいつものStaatskapelleではなくAkademie für Alte…
久しぶりの映画館。社会主義イデオロギーに(表面的には)染まっている強面美女がパリを訪れる。グレタ・ガルボ。39年の時点でここまではっきり社会主義への嘲笑的雰囲気があったのか。それを旧東独の老舗映画館で見るのも皮肉な話。観客の笑いもどことなく…
ドイツのいわゆる表現主義絵画の代表的グループ「ブリュッケ」メンバー、エーリッヒ・ヘッケル(1883-1970)の個展。グループとして活動した1913年までの作品に留まらず、第1次大戦後や、カールスルーエで教鞭を取っていた晩年の作品までを網羅しており、ド…
Beethoven: ouvertuere "LeonoreIII", Shankar: Sitarkonzert, Beethoven: "Eroica"
Musikalische Leitung: Zubin Mehta Inszenierung: Chirstian Pade19世紀末のヴィ-ンから現代ベルリンへと舞台を移し替えた演出。第一幕のアパートの一室へ夫人が高級デパートカーデーヴェーの袋を持って登場、旦那は「すしでも買ってこい!」と言い捨てる。…
Regie: Dimiter Gotscheff,Premiere am 19. März 2005霧のチェーホフ。タイタニックの主題歌断片なども聴こえてきた。
Anders Hillborg:Cold Heat, Uraufführung eines Auftragswerks der Stiftung Berliner Philharmoniker gemeinsam mit der Tonhalle-Gesellschaft Zürich und dem Finnish Radio Symphony Orchestra Dmitri Schostakowitsch: Konzert für Violoncello und Or…
ベルリン芸術大学(Universität der Künste Berlin)で毎週火曜に開かれているリレー講義。若手のメディア・アーティストが自身の活動を紹介する。今週は、Daniel Kötterの講演。舞台上の動きをリアルタイムで撮影し、音声も含めてフィードバックする手法を…
Hopfrog@wendelHannes Lingens/Joel Grip/Pierre Borelベース、ドラム、サックスのトリオによる即興演奏。セミプロ感を残すが二つ目のセッションはリラックスしており良かった。会場で、休暇を取ってベルリン滞在中のイタリア人サックス奏者と片言の英語で話…
作曲: Alberto Franchetti 台本:Luigi Illicas 演出:Kirsten Harmsフランス革命後にドイツで広がった学生運動とナポレオンの解放戦争を題材としたオペラ。作曲家のFranchetti (1860〜1942)はイタリア生まれ、プッチーニやマスカー二と同時代で楽譜出版社・…
旧東ベルリンの中心地・アレクサンダープラッツからさらに東へ自転車で5分ほど、電車ではベルリン東駅(Ostbahnhof)から歩いて3分程度のところに、RadialsystemV~New Space for the Arts in Berlin~というコンサートホールがある。(http://www.radialsyste…