作曲家の個展2011「三輪眞弘」@サントリーホール、東京都交響楽団、野平一郎

《村松ギヤ・エンジンによるボレロ》(2003) 《愛の賛歌−ガムランアンサンブルのための》(2007) 《永遠の光…オーケストラとCDプレーヤーのための》(2011) 3曲目の《永遠の光…》は、欧題は"Lux aeterna luceat eis, Machina"とのこと。コンピュータ・…

東京都交響楽団 第721回定期演奏会@サントリーホール

プロコフィエフ《戦争と平和》 チャイコフスキー ピアノ協奏曲第2(!)番 プロコフィエフ 交響曲第5番指揮:マーティン・ブラビンス ピアノ:上原彩子久しぶりのサントリー。前半は、オルガン側から舞台を眺めるP席。ピアノ協奏曲は、第2楽章のソロ(コ…

明治学院コンサートシリーズ 第32回@明治学院アートホール

周知の通り、神谷町のビルの一角にあった近代音楽館が白金の明治学院に移管され、今年度再オープンした。明治学院コンサートシリーズでは、そこでの所蔵資料などを利用して日本人作曲家の曲を今後定期的に演奏していく企画が持ち上がっているようだ。本日は…

大井浩明「作曲家の肖像第1回 クセナキス全曲鍵盤曲」@白寿ホール

2時間半にわたり、クセナキスの鍵盤作品を演奏。いとも簡単に弾きこなしていた(ように見えた)。シリーズもので、今後はリゲティ(10月)、ブーレーズ(11月)、韓国人作曲家(12月)、シュトックハウゼン(1月)だそうだ。すべて必見。http://ooipiano.exb…

台風一過

というほどの快晴ではない。新宿にて先輩と打ち合わせ。 「貴志本はひとつのきっかけ」という認識はやはり共通していた。さて、これからどうするか。何ができるかという問題もある。http://www.youtube.com/watch?v=b2SR5caq0W0いくつか買い物。外交官の耳、…

買い物

経堂の遠藤書店。なかなか充実していた。ベートーヴェンとその時代 (大作曲家とその時代シリーズ)作者: カールダールハウス,Carl Dahlhaus,杉橋陽一出版社/メーカー: 西村書店発売日: 1997/02メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見…

クライスト没後200年

クライスト没後200年とのこと。昨日、ドイツ文化センターで大宮勘一郎先生の講演を聞いたついでに(http://www.goethe.de/ins/jp/tok/ja8109121.htm)、クライストがどれくらいオペラになっているのかOpernlexikonで調べてみた。20世紀に入ってからかなりオ…

打ち合わせ&勉強会

久々の本郷。 音楽学会フォーラムの打ち合わせののち勉強会に飛び入りで参加。みなでああだこうだと訳文をいじるのは、一人で原稿を準備するのとは違うまた楽しい作業。その後、新装オープンした上島喫茶店で再開した友人と話し込む。硬軟取り混ぜた話題に時…

『アッシャー家の末裔』(監督:エプスタイン)@フィルムセンター

午後、学科の博士論文審査『天体建築論 イワン・レオニドフと紙上の建築プロジェクト』を聴講。その後は、友人とフィルムセンターで映画鑑賞→飲み会で遅ればせながら本を贈呈。「とにかく論文という媒体で勝負しろ」と激励を受ける。弁士付きの『アッシャー家…

ついつい買ってしまう。マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」/フォーレ:レクイエムアーティスト: 山田一雄,湘南合唱連盟,東京メトロポリタン合唱団,伊藤京子,中沢桂,大賀典雄,酒井美津子,酒井多賀志,曽我栄子,マーラー,東京都交響楽団出版社/メーカー: ソニ…

「おしまいの時」、ポツドール@スズナリ

ポツドールを初めて観劇。子供を失った家族の物語。どぎついブラックユーモア。

NHK交響楽団 定期演奏会@NHKホール、ブロムシュテット

シベリウス ヴァイオリン協奏曲ニ短調 作品47 ドヴォルザーク 交響曲第9番 ホ短調 作品95ブロムシュテット指揮。ドヴォルザークについてのみ。 第1楽章の出だしは決して急がない。しかし、数年前の読売交響楽団・スクロバチェフスキの時の演奏のようにしつ…

セヴィリアの理髪師@新国立劇場、藤原歌劇団

帰国

雲が切れて関東平野が目に飛び込んできた。真っ先に思い浮かんだのは、渡航中浴びるように見せられた氾濫する川の映像だった。着陸後は、思っていたよりも地震の影響をはっきりと感じる機会は減ったが、閉まっていると思った窓口が良く見ると開いていた、と…

5月20日、佐渡裕がベルリン・フィルにデビューした。武満徹の《フロム・ミー・フロウズ・ワット・ユー・コール・タイム》とショスタコーヴィチの交響曲第5番。フルート・ソロのパユが両曲で朗々としたソロを聴かせ、コンサートマスターの樫本大進もショスタ…

Purcell: Funeral Music of Queen Mary, Mahler:5.Symphonie, Berli

ラトル-ベルリン・フィルのマーラーチクルス、第5番はパーセルの《女王マリーのための葬送音楽》とのカップリング。《復活》はシェーンベルクの《ワルシャワの生き残り》、第3番はブラームスとヴォルフの歌曲、第4番はストラビンスキーの《アゴン》(第1番は…

PHASEII, THE ALL ONE ALONE, Frank Scheffer@Kurbel

再びMusik-Film‐Marathonへ。今日は、フランク・ザッパのドキュメンタリーPhase II(2002)とヴァレーズのドキュメンタリー(2009)。一本目は、ザッパのLPコレクションやTV出演映像などをふんだんに使い彼の一生をたどったもの。ブーレーズもインタヴューに…

TRISTAN UND ISOLDE, Wagner@ Deutsche Oper Berlin

2回目。

TRISTAN UND ISOLDE, Wagner@Deutsche Oper Berlin

岸辺で船を待つトリスタン。これも海岸の物語。この新演出では、舞台のほぼ半分という天井の低い室内へと移しかえられている。ときどき、裸の亡霊が侵入して来たりするが。棺の中にはだれが?あの世とこの世を隔てるのはガラス一枚か…。

The Music is the Air I Breathe@Kurbel

シャルロッテンブルクの映画館「Kurbel」でMusik-Film-Marathonというフェスティヴァルが行われている。HP情報ではベルリンのトーキー映画館第1号らしい。(http://www.digitalinberlin.de/musik-film-marathon-in-berlin-2011/)ストローブ=ユイレのシェー…

ELEKTRA, R.Strauss@Wiener Staatsoper

昼間はシェーンベルク・センターのシンポジウム《Richard Strauss Arnold Schoenberg》に参加。同名の特別展示に合わせた企画で、ほぼ同時期に作曲されたシュトラウスの《エレクトラ》(1908)とシェーンベルクの《期待》(1909)の比較が各発表の中心。昨日…

RODELINDA, Haendel@Theater an der Wien

再びアーノンクール。

TURANDOT, Puccini@Volksoper Wien

Renaud Doucet演出、Andre Barbé。昆虫の世界のトゥーランドットで死刑執行人はカブトムシ。確かに夜行性のオペラだが。 http://www.youtube.com/watch?v=Q0Nsh3qHv_YKomische Oper Berlinのホモッキといい、メルヘンタッチははやりなのだろうか。

Wien Philharmoniker, Bayerischer Rundfunkorchester@ Musikverein

休日だったので、楽友協会で昼、夜二つのオケ演奏会を聴きにいく。夕方はウィーンの北外れへマーラーの墓参り。 今日の二つの演奏会冒頭に日本への追悼演奏と黙祷があった。夜の演奏会のソリストが、内田光子だったことへの配慮だけではないだろう。オケの団…

Wagners Nieberungenring fuer Kinder@Wiener Staatsoper

ヴァーグナー《指輪》を、子供むけに1時間で上演するという荒業。開始15分でブリュンヒルデが眠りについてしまう。モンティ・パイソンのプルースト要約選手権も真っ青だ。剣のエピソードはやはり人気で、ローグ登場シーンで泣き出す子もいるなど、子供たちは…

Harnoncourt, Haendel@Musikverein ほか

ウィーンでも、レストランや展覧会場で数度、日本は大丈夫かと聞かれる。新聞を広げると日本在住のオーストリア人レポなども多く載っている。 午前中はウィーン中心から南に30分ほどの中央墓地で墓参り。ベートーヴェン、ブラームス、シュトラウス一家、グル…

MDR, Kurt Weill Fest 1@ Anhaltischen Theater Dessau

Weill(1900-1950)l: Kleine Dreigroschenmusik Hindemith(1895-1963): Mathis der Maler Korngold (1897-1957): Violin Konzert念願のクルト・ヴァイル・フェスト。リハも見学。ヒンデミットのフーガはやっぱり難しいようだ。《三文オペラ》の編曲は、小さい…

Widmann, Bruckner, Sym.5, Kento Nagano, DSO@Philharmonie

前半はクラリネット奏者でもある作曲家Widmannの3作。タッピングで開始する第1曲では観客に戸惑いも見られたが、2曲目のソロでジャズ風のメロディがあるかと思えば、3曲目はメシアンや武満も思い起こさせるような静かで色彩豊かなオーケストラ協奏曲で語法も…

PINA, Wenders@Cinemax, Potsdamer Platz

ピナ・バウシュ(1940-2009)へ捧げられたフィルム。春の祭典に始まり、カフェミュラーなどの舞台上演、Wuppertal舞踊団の団員にようピナに関する回想インタヴュー(なぜか同時録音映像ではなくヴォイス・オーヴァー)、森や浜辺、Wuppertalの街中でのダンス…

DIALOGE DER KARMELITERINNEN, Poulenc@Deutsche Oper Berlin

http://www.deutscheoperberlin.de/?page=spielplandetail&id_event_date=6940002